日本の古典文学

以前に読んだことがありますが、再度、読み返しました。

 「方丈記 」鴨 長明 著

 ゆく河の流れは絶えずして、しかし、もとの水にあらず   

 

 この書き出しの意味が理解できると、挫折、災害、苦しみなどを、乗り越えていけそうな気がします。

 長明が、暮らしていた京都で、次々と大災害に襲われました。

 23歳ー大火災  26歳ー竜巻  26歳ー遷都  27歳―大飢饉   31歳―大地震

 世の中の無常と絶望を、わずかな期間に経験し、また、本人の生活も、挫折、絶望を経験しました。

 晩年には、方丈庵をつくり、自然とともに暮らしました。

 琵琶は、一流の腕前で、また、和歌をたしなみました。

 長明は、貧しく、粗末な生活だが、心が満たされてと書いてます。

 幸せになれるか、どうかは、「心」一つで決まると言ってます。

 謙虚に、前向きに進んでいきたいと 書かれてます。